【2025年版】マンションブランド一覧|各デベロッパーの特徴を解説!

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【はじめに】マンションブランドの違いがわかると比較検討がラクになる

あなたは今、新築マンション中古マンションの購入を検討していませんか? マンションを探すときに重視したいポイントはいろいろありますが、その中でも「どのデベロッパーが手掛けているか」という視点は意外に見落とされがちです。

実は、マンションブランドによって設備やデザイン、アフターサービスなどの方向性が変わり、長期的な資産価値にも影響することがあります。大手から中堅、ハウスメーカー系や鉄道系まで、それぞれのデベロッパーが築き上げてきたブランドイメージコンセプトを知っておくと、「なんとなく似ている物件」の中から自分に合ったものを見つけやすくなるはずです。

そこで本記事では、三井不動産レジデンシャル三菱地所レジデンス野村不動産住友不動産などの主要デベロッパーだけでなく中堅ブランドも含めて、マンションブランドを「標準」「タワー」「大規模」「上位」「コンパクト」等に分けてサブブランドをまとめました。あなたのマンション探しの一助として、ぜひご活用ください。

補足説明

この記事の一覧を見れば、複数のデベロッパーブランドを横断的にチェックできます。ただし、以下の点にご注意を。

1. サブブランドがはっきり分かれていないケースも

「タワー専用」「コンパクト専用」などのラインを明確に定義していない会社もあります。名称に「タワー」「グラン」を付けるだけの場合も多いため、本記事での区分は便宜的であることをご了承ください。

2. 公式の分類と本記事の分類は異なる場合あり

「標準」「上位」「タワー」など、本記事では一般的なイメージに即して分類していますが、企業の公式アナウンスとは必ずしも一致しません。「あくまで参考意見」として認識していただければと思います。

3. 企業の再編によりブランド名が変更される可能性

大手企業の資本再編やM&Aなどでブランド名が変わるケースもあります。最新情報を知りたい方は、各社の公式サイトやプレスリリースをチェックしましょう。

4. 同じブランドでも物件ごとに個性がある

設備や設計、管理サービスは立地や規模に応じて大きく異なります。ブランド名やデベロッパーだけでなく、個別の物件ごとの特徴もしっかりチェックすることをおすすめします。

5.デベロッパーの資本背景や事業領域を基準に分類

本記事では、メジャーセブン、ハウスメーカー系、電鉄系等、資本背景や事業領域を基準にデベロッパーを分類しています。

この記事の見どころ

1. ブランド別の特徴を一覧で整理
「どの企業がどのブランドを展開しているのか」をひと目で確認できます。

2. 企業の強みや資本背景を解説
財閥系・商社系・鉄道系・ハウスメーカー系など、開発方針や得意エリアが異なる理由もまとめています。

3. マンション選びのコツを把握
タワーマンション・コンパクトマンションそれぞれのメリット・デメリットを押さえながら比較検討が可能です。

4. 将来の資産価値にも着目
再開発が進むエリアでは、駅直結や商業施設複合などの魅力が高まりやすい点についても触れています。


本記事を最後まで読むことで、あなたが検討中の物件が「どのようなブランド戦略」のもとに作られているかをイメージしやすくなるはずです。気になるデベロッパーや物件が見つかったら、ぜひ具体的な比較・内覧に進んでみてくださいね。

メジャーセブン

メジャーセブンとは?

メジャーセブン」とは、大手デベロッパー7社で共同運営される新築マンションポータルサイトのことです。

供給規模・認知度が高く、都心好立地での供給実績が多い傾向にあります。

三井不動産レジデンシャル

三田ガーデンヒルズ 外観写真

※「三田ガーデンヒルズ」公式リリースより引用

ブランドコンセプト:「Lifestyling × 経年優化 ~お客様の多様なライフステージに応え続け、時の深まりとともに潤うすまいとくらしづくり~

三井不動産レジデンシャルは、三井不動産グループの住宅事業を担当する中核企業。都心部の高級マンションから郊外のファミリー向けまで、幅広いラインアップを揃えています。
コンセプトの「経年優化」の通り、築年数が古くても品質や外観共に素晴らしいマンションを多く供給しています。
公式サイト:三井不動産レジデンシャル 公式ページ

ブランドごとに明確なコンセプトを打ち出しているのが特徴。たとえば「パークマンション」は、厳選立地と上質なデザインを追求した最高級ラインとして有名です。
参考:三井不動産レジデンシャル ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
パークホームズ標準都心・郊外問わず幅広く展開
パークコート上位都心部の好立地に多く、ハイグレード仕様
パークマンション最上位三井の最高クラス、数年に一度の開発
パークタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
パークシティ大規模大規模戸数の供給、商業施設やオフィスと一体開発も多数
パークリュクスコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

三菱地所レジデンス

ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵 外観写真

※「ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵」公式リリースより引用

ブランドコンセプト:「一生ものに、住む。

三菱地所レジデンスは、三菱地所グループの分譲マンションを担当する中核企業。三井不動産レジデンシャルと並び、国内のマンション事業を牽引する企業の一つです。
公式サイト:三菱地所レジデンス 公式HP

メインブランドである「ザ・パークハウス」を筆頭にタワーや大規模、コンパクト等、様々な開発を行っており、「ザ・パークハウス グラン」は最高水準グレードのフラッグシップシリーズです。
参考:ザ・パークハウス ブランド紹介ページ

また、「ザ・パークワンズ」というブランドも展開しており、「 “住む”を、さらに新しく築く“資産”へ。」をコンセプトにした一人暮らし・二人暮らし中心の資産形成コンパクトマンションです。

※「ザ・パークハウス アーバンス」とコンセプトが被っているように思えますが、「ザ・パークワンズ」の方は、直床・床暖房なし等、仕様・設備を賃貸グレードで設計しており、投資家等へ販売しているようです。

ブランド名区分特徴
ザ・パークハウス標準都心・郊外問わず幅広く展開
ザ・パークハウス グラン最上位都心好立地、最高水準のグレードで開発
ザ・パークハウス○○タワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
ザ・パークハウス アーバンスコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け
ザ・パークハウス オイコス低価格高品質長谷工とのコラボ、郊外で低価格高品質を実現
ザ・パークワンズ投資向けコンパクト1LDK〜2LDK中心で投資家向け

住友不動産

グランドシティタワー月島 外観

※「グランドシティタワー月島」物件公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「光景(シーン)となる象徴(シンボル)

住友不動産は、全国で住宅・オフィス・ホテルなどを開発する日本を代表する総合デベロッパー。実需向けから投資家向け、低価格帯から高価格帯まで幅広いマンションの開発を行っています。
公式サイト:住友不動産 公式ページ

物件ごとに様々なブランドを打ち出しているのが特徴。
グランドシティタワー」は、2025年8月現在、池袋と月島のみの供給となっています。公式リリースによるとタワーブランドの「シティタワー」と最上級ブランドの「グランドヒルズ」、両者の要素を入れ込んだタワー型の最上位ブランドの位置付けです。
参考:住友不動産 マンション総合サイト

ちなみに住友不動産は、完成済みの物件でも引渡し時期は数ヶ月〜1年先ということがあります。理由は、不動産は引渡し時に売り上げが計上されるため、経営計画の影響などによりこのようなことが起こります。購入を検討する際は、引渡し時期についても要確認しましょう。

ブランド名区分特徴
シティハウス標準都心・郊外問わず幅広く展開
グランドヒルズ最上位最上級ブランド、都心好立地でハイグレード仕様
シティタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
グランドシティタワー最上位タワータワー型の最上級ブランド
シティテラス大規模大規模戸数の供給

東急不動産

ブランズタワー豊洲 外観写真

※「ブランズタワー豊洲」公式リリースより引用

ブランドコンセプト:「環境先進を、住まいから。

東急不動産は、全国で不動産開発を行う総合デベロッパーです。分譲マンションでは「BRANZ(ブランズ)」シリーズを展開しており、ブランド力・品質ともに定評のある企業です。
混同されることが多い「東急」についてはこちらから。
公式サイト:東急不動産 公式ページ

ブランズタワー」、「ブランズシティ」など、再開発エリアや複合開発型の大規模プロジェクトに注力。デザインや快適性はもちろん、ZEH-M(ゼッチ・マンション)や環境配慮型仕様の採用にも積極的です。
参考:ブランズ ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
ブランズ標準都心・郊外問わず幅広く展開
ブランズタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
ブランズシティ大規模大規模戸数の供給、建替え事業等

野村不動産

プラウドタワー目黒MARC 外観写真

※「プラウドタワー目黒MARC」野村不動産HPより引用

ブランドコンセプト:「お客様の未来を想う。

野村不動産は、住宅に強みを持つ総合デベロッパー。「PROUD(プラウド)」シリーズは、2000年代に分譲マンションのブランド化の成功を牽引しました。現在では高級マンションとしての認知度が非常に高いです。
公式サイト:野村不動産 公式ページ

PROUD(プラウド)」を中心に価格帯でもブランドを分けているのが特徴。再開発事業にも積極的に取り組んでおり、「プラウドタワー亀戸クロス」や「プラウドタワー川口クロス」なども開発しています。
参考:プラウド ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
プラウド標準都心・郊外問わず幅広く展開
プラウドタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
プラウドシティ大規模大規模戸数の供給
オハナ低価格帯高品質郊外型で低価格高品質を実現

東京建物

Brillia Tower 池袋 外観写真

※「Brillia Tower 池袋」公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「「洗練」と「安心」の住まい

東京建物は、住宅やオフィス等の都市開発を手掛ける総合デベロッパー。都心部の高級マンションに限らず、幅広いラインアップを揃え、ブランド力も高い企業です。
公式サイト:東京建物 公式ページ

Brillia(ブリリア)」を中心としたブランド展開。再開発事業でのタワーや大規模戸数の供給など手掛けています。池袋では、豊島区新庁舎と超高層マンションの一体型大規模再開発、「Brillia Tower 池袋」が、2015年に竣工しました。
参考:Brillia ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
Brillia標準都心・郊外問わず幅広く展開
Brillia Towerタワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
Brillia City大規模大規模戸数の供給

大京

ザ・ライオンズ池袋 外観写真

※「ザ・ライオンズ池袋」物件紹介ページより引用

ブランドコンセプト:「人生には価値がある

大京は、オリックスグループの分譲マンションを担当する中核企業。かつては29年連続発売戸数1位に君臨しており、強い営業力で日本のマンション事業を牽引していた企業です。大京出身者が独立して起業したマンションデベロッパーも多数あります。
公式サイト:大京 公式ページ

馴染みのある「ライオンズマンション」を2023年に「THE LIONS(ザ・ライオンズ)」にリブランディング。より高級路線に舵を取り、都心部でも供給をしています。
参考:ザ・ライオンズ ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
ザ・ライオンズ標準都心・郊外問わず幅広く展開
ザ・ライオンズミレスコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

ハウスメーカー系

ハウスメーカー系とは?

本記事では、注文住宅などの戸建て住宅の開発をメイン事業としている企業や、一般認知度としてハウスメーカーの色が強い企業を「ハウスメーカー系」として分類しています。

「ハウスメーカー系」の特徴としては、注文住宅で培ったノウハウを分譲マンションにも利用している点や、顧客の要望をより汲み取った住宅を開発している傾向にあります。

大和ハウス工業

プレミスト昭島モリパークグラン 外観

※「プレミスト昭島モリパークグラン」公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「愛され続ける場所になる。

大和ハウス工業は、ハウスメーカーのイメージが強いですが、分譲マンションの開発も積極的に行っています。再開発事業に参画していたり、都心・郊外問わず幅広く供給しています。
公式サイト:大和ハウス工業 公式ページ

元々「D’(ディー)」シリーズを展開していましたが、2007年より「プレミストシリーズ」を展開。タワーなどの供給や、近年は「ゼッチ・マンション」の開発を進めており、環境に配慮した開発を行っています。
参考:プレミスト ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
プレミスト標準都心・郊外問わず幅広く展開
プレミストタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション

積水ハウス

グランドメゾン武蔵小杉の杜 外観

※「グランドメゾン武蔵小杉の杜」公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「記憶をつくる。記憶をつなぐ。

積水ハウスは、大和ハウス工業同様に注文住宅のイメージが強いですが、分譲マンションの開発も積極的に行っています。ハウスメーカーとして蓄積してきたノウハウを住まいの隅々までデザインしています。
公式サイト:積水ハウス 公式ページ

GRANDE MAISON(グランドメゾン)」シリーズを展開しています。首都圏、中部、関西、福岡のエリアで供給をしていますが、首都圏以外のエリアでの知名度が高く、特に中部地方では野村不動産に並ぶほどのブランド力を誇っています。
参考:グランドメゾン ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
グランドメゾン標準都心・郊外問わず幅広く展開

旭化成ホームズ

アトラスタワー五反田 外観

※「アトラスタワー五反田」旭化成ホームズ公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「こころ躍る、上質。

旭化成ホームズは、旭化成グループの分譲マンションを担当する中核企業。分譲マンションに限らず、賃貸マンションや戸建など幅広く住宅事業を展開している企業です。
元々、都市開発事業は「旭化成不動産レジデンス」が行なっていましたが、2025年4月からは「旭化成ホームズ」に事業承継されています。
公式サイト:旭化成ホームズ 公式ページ

ATLAS(アトラス)」シリーズを展開。都心部の好立地での供給が多いですが、「マンション建替え事業」に強みを持っています。古い団地を一斉に建替えて、新築マンションとして供給することも多くあります。
参考:アトラス ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
アトラス標準都心・郊外問わず幅広く展開
アトラスタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
アトラスシティ大規模大規模戸数の供給、建替え事業での実績もあり

電鉄系

電鉄系とは?

本記事では、鉄道会社やそのグループ企業(親会社が鉄道会社など)を「電鉄系」として分類しています。
電鉄系デベロッパーとも呼ばれます。

特徴としては、自社グループの沿線の一体開発を担う企業が多く、親会社の保有する沿線の一等地などでのマンション供給を行うこともあります。

鉄道会社にとって不動産事業は、利益全体に占める割合が大きい企業も多く、駅を中心とした沿線開発に大きく力を入れている企業が多いです。

東急

ドレッセタワー南町田グランベリーパーク 外観

※「ドレッセタワー南町田グランベリーパーク」物件サイトより引用

ブランドコンセプト:「美を装う分譲マンション

東急は、鉄道会社でありますが鉄道事業だけでなく、沿線のまちづくり(駅・商業・住宅・オフィス)を一体で推進する企業です。
よく混同されますが、「東急」は鉄道等を営む東急株式会社のこと、「東急不動産」は東急不動産ホールディングスの100%子会社です。さらに東急株式会社は東急不動産ホールディングスの主要株主(2025年3月末で約16%)。同じ東急グループでも、上場会社/事業主体は別です。
公式サイト:東急 公式HP

DRESSER(ドレッセ)」シリーズを展開。タワーの開発を多数行っており、東急グループの強みである沿線開発による恩恵を受けられる立地で建設されることが多いです。
また、2023年1月以降に着工する全ドレッセで環境負荷を抑える5つの取り組み(ZEHマンションなど)を標準仕様化しています。
参考:ドレッセ ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
ドレッセ標準都心・郊外問わず幅広く展開
ドレッセタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション

相鉄不動産

グレーシアタワー三鷹 外観

※「グレーシアタワー三鷹」公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「いつもこころに、GRACEを。

相鉄不動産は、相鉄グループの不動産事業を担う総合デベロッパー。マンション開発の他にも都市再開発事業なども行っており、相鉄沿線のまちづくりを推進する企業です。
公式サイト:相鉄不動産 公式HP

Gracia(グレーシア)」シリーズを展開。1973年からマンション開発に取り組んでおり、信頼と実績を積み重ねています。相鉄線沿線での供給が多いため、神奈川県での供給が中心になります。
参考:グレーシア ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
グレーシア標準都心・郊外問わず幅広く展開
グレーシアタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション

独立系

独立系とは?

本記事では、大手財閥・電鉄・ハウスメーカーなどの親会社を持たず、マンション開発事業を基幹事業として行っている企業を「独立系」として分類しています。いわゆる「マンションデベロッパー」と呼ばれる企業が多いです。

上場企業が多く、意思決定や開発コンセプトは独自路線であることが多いです。

値付けや購入時の手付金の額に対しても、大手よりも柔軟な対応をしてくれる傾向にあります。

タカラレーベン

レーベン横浜山手ONE WARD COURT 外観

※「レーベン横浜山手ONE WARD COURT」物件紹介サイトより引用

ブランドコンセプト:「幸せを考える。幸せをつくる。

タカラレーベンは、MIRARTHホールディングスの不動産事業を担当する企業。全国に幅広く展開しているのが特徴です。近年は事業の多角化を進めており、マンション以外にもホテルや戸建てなど様々な不動産事業を行っています。
公式サイト:タカラレーベン 公式ページ

LEBEN(レーベン)」シリーズを中心に展開。2014年から最上級ラインの「THE LEBEN(ザ・レーベン)」を展開し、高級路線の物件の開発も行っています。
ちなみにコンパクトシリーズの「NEBEL(ネベル)」は、「LEBEN」のスペルを反対から読んだネーミングになります。
参考:タカラレーベン 物件紹介ページ

ブランド名区分特徴
レーベン標準都心・郊外問わず幅広く展開
ザ・レーベン上位レーベンシリーズの最上級ライン
ネベルコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

明和地所

クリオ桜新町ザ・クラシック 外観

※「クリオ桜新町ザ・クラシック」物件公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「想いをかなえ、時をかなでる。

明和地所は、独立系でマンション開発を専門とするデベロッパー。横浜を地盤に1986年に創業し、現在では首都圏・札幌・名古屋・福岡でもマンションの開発を行っております。
ちなみに、創業者は元大京の役員です。
公式サイト:明和地所 公式ページ

CLIO(クリオ)」シリーズを展開。強みは、間取りやワイドスパンへのこだわりから見える居住性の良さ。近年はこれまでより高級路線に舵を取っており、デザイン性の良さも評価されています。
参考:明和地所 物件紹介ページ

ブランド名区分特徴
クリオ標準都心・郊外問わず幅広く展開
クリオ レジダンス大規模大規模戸数の供給
クリオ ラベルヴィコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

コスモスイニシア

イニシア祖師ヶ谷大蔵 外観

※「イニシア祖師ヶ谷大蔵」物件公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「人生を変える、心地よさ。

コスモスイニシアは、住宅・流通・ホテル事業を行うデベロッパー。元々はリクルートに系譜を持つ企業であり、2006年から現在の「コスモスイニシア」となっています。大和ハウス工業および共立メンテナンスと資本業務提携契約を締結し双方の持分法適用会社になっています。
公式サイト:コスモスイニシア 公式ページ

INITIA(イニシア)」シリーズを展開。強みは、柔軟な企画力。リクルートの系譜からか、他社よりも柔軟な商品企画(奥行き3mのテラス等)が多いイメージです。また、アウトポール設計(柱が居住スペースに食い込んでいない)へのこだわりも見られます。
参考:INITIA ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
イニシア標準都心・郊外問わず幅広く展開

モリモト

ピアース用賀テラス 外観

※「ピアース用賀テラス」物件サイトより引用

ブランドコンセプト(ピアース):「すべての人生は美しくなる。

モリモトは、マンション開発を専門とする独立系のデベロッパー。上場はしていませんが、1983年に創業以来、都心・城南・城西を地盤にマンション開発を推進している企業です。
公式サイト:モリモト 公式ページ

価格帯やグレードで様々なブランドを展開。モリモトのマンションの強みは、デザイン性。外観や共用部などの設計には強いこだわりが見られ、スタイリッシュで上品なデザインの物件が多いです。
参考:モリモト 物件紹介ページ

ブランド名区分特徴
ピアース標準都心・郊外問わず幅広く展開
ディアナコート上位都心部の好立地に多く、ハイグレード仕様
ディアナガーデン最上位モリモトの最上級ブランド
アールブラン低価格帯高品質比較的手頃な価格設定が多い

メーカー・電力・金融系

メーカー・電力・金融系とは?

本記事では、メーカー・電力会社・金融機関を母体に持つデベロッパーを「メーカー・電力・金融系」と分類しています。

大企業を母体に持つ企業が多いため、経営の安定性や親会社のアセット(好立地・再開発参画など)を活かした開発が多い傾向です。

日鉄興和不動産

リビオタワー品川 外観

※「リビオタワー品川」物件サイトより引用

ブランドコンセプト:「人生をデザインしよう、リビオと

日鉄興和不動産は、日本製鉄グループを母体に、みずほグループからも出資されている総合デベロッパー。
住宅以外にも都市開発など幅広く事業を手掛けており、都心の再開発や大規模計画にも実績があります。
公式サイト:日鉄興和不動産 公式ページ

LIVIO(リビオ)」シリーズを展開。公式では、「リビオ」、「グランリビオ」、「リビオレゾン」のみの分類となっておりますが、本記事では「タワー」、「シティ」シリーズも区分しています。
強力なネットワークを基盤に駅近・好立地での大規模供給が目立ちますが、「レゾン」シリーズでの小規模の供給も積極的に行っています。
参考:リビオ ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
リビオ標準都心・郊外問わず幅広く展開
グランリビオ上位都心部の好立地に多く、ハイグレード仕様
リビオタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
リビオシティ大規模大規模戸数の供給
リビオレゾンコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

中央日本土地建物

バウス日暮里 外観

※「バウス日暮里」物件公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「感動が育つ住まい。

中央日本土地建物は、日本土地建物中央不動産が2020年に経営統合して発足した総合デベロッパー。両社ともみずほフィナンシャルグループに系譜を持ち、再開発・住宅・不動産ソリューションなど多角事業を展開しています。
公式サイト:中央日本土地建物グループ 公式ページ

BAUS(バウス)」シリーズを展開。2016年に住宅マスターブランドとして「バウス」を立ち上げ、首都圏を中心に供給を続けています。また、他社との共同事業(JV)にも積極的に取り組んでいます。
参考:BAUS ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
バウス標準都心・郊外問わず幅広く展開

商社系

商社系とは?

本記事では、総合商社またはそのグループのデベロッパーを「商社系」と分類しています。

商社ならではの広い情報網・人脈・調達力を背景に、駅近や再開発エリアといった立地ポテンシャルの高い計画で力を発揮しやすいのが特徴です。

伊藤忠都市開発

※「クレヴィア大泉学園」グッドデザイン賞物件紹介サイトより引用

ブランドコンセプト:「ここに、私らしさ。

伊藤忠都市開発は、伊藤忠商事グループの不動産事業を担う総合デベロッパー。分譲(CREVIA)、賃貸、オフィス・商業、物流、再開発・建替えなど幅広い事業を展開しています。
公式サイト:伊藤忠都市開発 公式ページ

CREVIA(クレヴィア)」シリーズを展開。首都圏・近畿圏を中心に、タワー/大規模/駅近の都市型まで幅広く供給し、グッドデザイン賞の受賞実績も多数あります。
参考:クレヴィア ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
クレヴィア標準都心・郊外問わず幅広く展開
クレヴィアタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
クレヴィアシティ大規模大規模戸数の供給

丸紅都市開発

グランスイート麻布台ヒルトップタワー 外観

※「グランスイート麻布台ヒルトップタワー」物件紹介ページより引用

ブランドコンセプト:「人に、街に、時を超える価値を。

丸紅都市開発は、丸紅グループの不動産事業を担う総合デベロッパー。マンション分譲事業に加え、再開発・建替え事業なども行なっています。
2025年7月に「丸紅」と「第一生命HD」が共同で設立した新会社「第一ライフ丸紅リアルエステート」の完全子会社になっています。
公式サイト:丸紅都市開発 公式ページ

GRAND-SUITE(グランスイート)」シリーズを展開。自社分譲もありますが、JV(他社との共同事業)での供給実績も豊富です。
参考:グランスイート ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
グランスイート標準都心・郊外問わず幅広く展開

ゼネコン系

ゼネコン系とは?

本記事では、ゼネコン(総合建設会社)を母体にもつデベロッパーを「ゼネコン系」と分類しています。

設計・施工の知見と品質管理を強みとしており、堅実なマンション開発を行っている企業が多いです。

長谷工不動産

ブランシエラ武蔵中原 外観

※「ブランシエラ武蔵中原」物件公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「心を動かすエネルギーを。

長谷工不動産は、長谷工グループのマンション事業を担う企業。再開発事業やマンション建替え事業も行っています。長年培ってきた住宅のノウハウをもとに全国主要都市で展開しています。
公式サイト:長谷工不動産 公式ページ

BRANCHERA(ブランシエラ)」シリーズを展開。実需ファミリー向けを軸に、首都圏や地方問わず全国で供給を行っているのが特徴です。
参考:ブランシエラ 物件紹介ページ

ブランド名区分特徴
ブランシエラ標準都心・郊外問わず幅広く展開
ザ・ブランシエラ上位都心部の好立地に多く、ハイグレード仕様
ブランシエラ ディライトコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。デベロッパーの資本背景やブランド戦略を知るだけで、同じ価格帯でも“選ぶ基準”がクリアになります。気になるブランドがあれば、立地×規模×管理×仕様 の4点で比較し、モデルルームや中古の実例も併せてチェックしてみてください。なお、本記事の分類は一般的な傾向と筆者の見立てに基づくもので、再編や新ブランドの登場により変わることがあります。内容は随時更新します。補足してほしい企業・質問は お問い合わせフォーム からどうぞ。

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