【2025年版】マンションブランド一覧|各デベロッパーの特徴を解説

【2025年版】マンションブランド一覧|各デベロッパーの特徴を解説 住宅

【はじめに】マンションブランドの違いがわかると比較検討がラクになる

あなたは今、新築マンション中古マンションの購入を検討していませんか? マンションを探すときに重視したいポイントはいろいろありますが、その中でも「どのデベロッパーが手掛けているか」という視点は意外に見落とされがちです。

実は、マンションブランドによって設備やデザイン、アフターサービスなどの方向性が変わり、長期的な資産価値にも影響することがあります。大手から中堅、ハウスメーカー系や鉄道系まで、それぞれのデベロッパーが築き上げてきたブランドイメージコンセプトを知っておくと、「なんとなく似ている物件」の中から自分に合ったものを見つけやすくなるはずです。

そこで本記事では、三井不動産レジデンシャル三菱地所レジデンス野村不動産住友不動産などの主要デベロッパーを中心に、代表的なマンションブランドを「スタンダード」「タワー」「大規模」「高級」「コンパクト」等に分けてサブブランドをまとめました。あなたのマンション探しの一助として、ぜひご活用ください。

補足説明

この記事の一覧を見れば、複数のデベロッパーブランドを横断的にチェックできます。ただし、以下の点にご注意を。

1. サブブランドがはっきり分かれていないケースも

「タワー専用」「コンパクト専用」などのラインを明確に定義していない会社もあります。名称に「タワー」「グラン」を付けるだけの場合も多いため、本記事での区分は便宜的であることをご了承ください。

2. 公式の分類と本記事の分類は異なる場合あり

「スタンダード」「高級」「タワー」など、本記事では一般的なイメージに即して分類していますが、企業の公式アナウンスとは必ずしも一致しません。「あくまで参考意見」として認識していただければと思います。

3. 企業の再編によりブランド名が変更される可能性

大手企業の資本再編やM&Aなどでブランド名が変わるケースもあります。最新情報を知りたい方は、各社の公式サイトやプレスリリースをチェックしましょう。

4. 同じブランドでも物件ごとに個性がある

設備や設計、管理サービスは立地や規模に応じて大きく異なります。ブランド名やデベロッパーだけでなく、個別の物件ごとの特徴もしっかりチェックすることをおすすめします。

5.デベロッパーの資本背景や事業領域を基準に分類

本記事では、メジャーセブン、ハウスメーカー系、電鉄系等、資本背景や事業領域を基準にデベロッパーを分類しています。

この記事の見どころ

1. ブランド別の特徴を一覧で整理
「どの企業がどのブランドを展開しているのか」をひと目で確認できます。

2. 企業の強みや資本背景を解説
財閥系・商社系・鉄道系・ハウスメーカー系など、開発方針や得意エリアが異なる理由もまとめています。

3. マンション選びのコツを把握
タワーマンション・コンパクトマンションそれぞれのメリット・デメリットを押さえながら比較検討が可能です。

4. 将来の資産価値にも着目
再開発が進むエリアでは、駅直結や商業施設複合などの魅力が高まりやすい点についても触れています。


本記事を最後まで読むことで、あなたが検討中の物件が「どのようなブランド戦略」のもとに作られているかをイメージしやすくなるはずです。気になるデベロッパーや物件が見つかったら、ぜひ具体的な比較・内覧に進んでみてくださいね。

メジャーセブン

三井不動産レジデンシャル

三田ガーデンヒルズ 外観写真

※「三田ガーデンヒルズ」公式リリースより引用

ブランドコンセプト:「Lifestyling × 経年優化 ~お客様の多様なライフステージに応え続け、時の深まりとともに潤うすまいとくらしづくり~

三井不動産グループの分譲マンションを担当する中核企業。都心部の高級マンションから郊外のファミリー向けまで、幅広いラインアップを揃えています。
公式サイト:三井不動産レジデンシャル 公式ページ

ブランドごとに明確なコンセプトを打ち出しているのが特徴。たとえば「パークマンション」は、厳選立地と上質なデザインを追求した最高級ラインとして有名です。
参考:三井不動産レジデンシャル ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
パークホームズスタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
パークタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
パークシティ大規模大規模戸数の供給、商業施設やオフィスと一体開発も多数
パークコート高級都心部の好立地に多く、ハイグレード仕様
パークマンション最高級三井の最高クラス、数年に一度の開発
パークリュクスコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

三菱地所レジデンス

ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵 外観写真

※「ザ・パークハウス グラン 千鳥ヶ淵」公式リリースより引用

ブランドコンセプト:「一生ものに、住む。

三菱地所グループの分譲マンションを担当する中核企業。三井不動産レジデンシャルと並び、国内のマンション事業を引っ張っている企業の一つです。
公式サイト:三菱地所レジデンス 公式HP

メインブランドである「ザ・パークハウス」を筆頭にタワーや大規模、コンパクト等、様々な開発を行っており、「ザ・パークハウス グラン」は最高水準グレードのフラッグシップシリーズです。
参考:ザ・パークハウス ブランド紹介ページ

また、「ザ・パークワンズ」というブランドも展開しており、「 “住む”を、さらに新しく築く“資産”へ。」をコンセプトにした一人暮らし・二人暮らし中心の資産形成コンパクトマンションです。

※「ザ・パークハウス アーバンス」とコンセプトが被っているように思えますが、「ザ・パークワンズ」の方は、直床・床暖房なし等、仕様・設備を賃貸グレードで設計しており、投資家等へ販売しているようです。

ブランド名区分特徴
ザ・パークハウススタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
ザ・パークハウス○○タワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
ザ・パークハウス グラン最高級都心立地、最高水準のグレードで開発
ザ・パークハウス アーバンスコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け
ザ・パークハウス オイコス低価格高品質長谷工とのコラボ、郊外で低価格高品質を実現
ザ・パークワンズコンパクト1LDK〜2LDK中心で投資家向け

東急不動産

ブランズタワー豊洲 外観写真

※「ブランズタワー豊洲」公式リリースより引用

ブランドコンセプト:「環境先進を、住まいから。

東急不動産は全国で不動産開発を行う総合デベロッパーです。分譲マンションでは「BRANZ(ブランズ)」シリーズを展開しており、ブランド力・品質ともに定評のある企業です。
公式サイト:東急不動産 公式ページ

「ブランズタワー」、「ブランズシティ」など、再開発エリアや複合開発型の大規模プロジェクトに注力。デザインや快適性はもちろん、ZEH-M(ゼッチ・マンション)や環境配慮型仕様の採用にも積極的です。
参考:ブランズ ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
ブランズスタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
ブランズタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
ブランズシティ大規模大規模戸数の供給、建替え事業等

野村不動産

プラウドタワー目黒MARC 外観写真

※「プラウドタワー目黒MARC」野村不動産HPより引用

ブランドコンセプト:「お客様の未来を想う。

野村不動産は住宅に強みを持つ総合デベロッパー。「プラウド」シリーズは、2000年代に分譲マンションのブランド化を成功させ、現在では高級マンションとしての認知度が非常に高いです。
公式サイト:野村不動産 公式ページ

「プラウド」を中心に価格帯でもブランドを分けているのが特徴。再開発事業にも積極的に取り組んでおり、「プラウドタワー亀戸クロス」や「プラウドタワー川口クロス」なども開発しています。
参考:プラウド ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
プラウドスタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
プラウドタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
プラウドシティ大規模大規模戸数の供給
オハナ低価格帯高品質郊外型で低価格高品質を実現

東京建物

Brillia Tower 池袋 外観写真

※「Brillia Tower 池袋」公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「「洗練」と「安心」の住まい

東京建物は住宅やオフィス等の都市開発を手掛ける総合デベロッパー。都心部の高級マンションに限らず、幅広いラインアップを揃え、ブランド力も高い企業です。
公式サイト:東京建物 公式ページ

「Brillia(ブリリア)」を中心としたブランド展開。再開発事業でのタワーや大規模戸数の供給など手掛けています。池袋では、豊島区新庁舎と超高層マンションの一体型大規模再開発、「Brillia Tower 池袋」が、2015年に竣工しました。
参考:Brillia ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
Brilliaスタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
Brillia Towerタワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション
Brillia City大規模大規模戸数の供給

大京

ザ・ライオンズ池袋 外観写真

※「ザ・ライオンズ池袋」物件紹介ページより引用

ブランドコンセプト:「人生には価値がある

オリックスグループの分譲マンションを担当する中核企業。古くから日本のマンション事業を引っ張ってきた企業です。大京出身者が独立して起業したマンションデベロッパーも多数あります。
公式サイト:大京 公式ページ

馴染みのある「ライオンズマンション」を2023年に「ザ・ライオンズ」にリブランディング。より高級路線に舵を取り、都心部でも供給をしています。
参考:ザ・ライオンズ ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
ザ・ライオンズスタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
ザ・ライオンズミレスコンパクト1LDK〜2LDK中心でシングル・DINKS向け

ハウスメーカー系

大和ハウス工業

プレミスト昭島モリパークグラン 外観

「プレミスト昭島モリパークグラン」公式サイトより引用

ブランドコンセプト:「愛され続ける場所になる。

大和ハウス工業はハウスメーカーのイメージが強いですが、分譲マンションの開発も行っています。再開発事業に参画していたり、都心・郊外問わず幅広く供給しています。
公式サイト:大和ハウス工業 公式ページ

元々「D’(ディー)」シリーズを展開していましたが、2007年より「プレミストシリーズ」を展開。タワーなどの供給や、近年は「ゼッチ・マンション」の開発を進めており、環境に配慮した開発を行っています。
参考:プレミスト ブランド紹介ページ

ブランド名区分特徴
プレミストスタンダード都心・郊外問わず幅広く展開
プレミストタワータワー駅前や再開発エリアなどの超高層マンション

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